本山宥清寺


本山宥清寺(ゆうせいじ)は、延慶元年(1308)に日蓮聖人の直弟の一人、阿闍梨日弁上人によって開かれ、もと青柳山本門寺と称した、京都における日蓮門下最古のお寺です。
その後、所属が転々と移り、元禄七年(1694)青柳山宥清寺となって、妙蓮寺の末寺となりました。
明治二年(18693) 日扇聖人は無住に近かった宥清寺を仏立修学所と定められ、入寺されました。
以来宥清寺を仏立講の根本道場と定め、ご弘通に当たられてから、宥清寺は急速に興隆いたしました。 
 
以来歴代の講有(管長)が日扇聖人の教えを継承され、根本道場たる本山宥清寺を中心に門末寺院が結束し弘通につとめ、昭和22年(1947)3月15日本門仏立講は法華宗より独立し、宥清寺は本門仏立宗唯一の本山となりました。
 

本山宥清寺に格護されている日蓮聖人の御尊像は、日蓮聖人の直弟、和泉 阿閣梨日法上人がお刻みし、日蓮聖人が自らご開眼された御尊像です。
平成元年(1989)、国の重要文化財の指定を受け、日蓮祖師像として我が国最古の存在であることが証明されました。 
 
 
現在、本門仏立宗は、約1000名の教務(僧侶)と50万人を越える信徒が僧俗一体となり、法華経の教えを弘め、人々を救い、良い社会をつくるために日夜菩薩行に励んでいます。
本門仏立宗の寺院、教会は全国に300ヶ所あります。さらに、ブラジルには10ケ所の寺院があり、韓国アメリカ、台湾にも寺院があります。
最近ではイタリアやイギリス、スリランカにも教えが弘まり、本門仏立宗の教えが世界にひろがりつつあります。