経力宗(きょうりきしゅう)

 妙法蓮華経の力ということを略して経力といいます。つまり妙法・御題目の御力を信じ、妙法の御力によって、現世安穏寂光参拝のご利益をいただく宗旨というわけで、経力宗というのです。
 私たちお互いが仏になろうとした時、必要となる三つの力があります。それは経力・仏力・信力です。経力とは妙法・御題目の御力。仏力とは仏様のお救いの御力のこと。信力とは拝む自分自身の力、信心力であります。そしてこの三つの力が釣り合って、感応することによって妙不可思議の現証が顕れるのです。
 この三つの力の関係を御祖師様の御妙判には、
『例えば、高い絶壁があり、そこを登ろうとしている人と、上で待っている人がいる。すると上の人が、【今から縄を降ろすからその縄につかまりなさい。そうすれば私が引き上げてあげよう。】と言った。そこで下の人は、上の人の力と縄の力を疑って危ぶんだがためにその絶壁を登れなかった。もし、二つの力を信じていれば登れたものを。』
と仰せになられています。絶壁の上の人とは仏力、縄とは経力、下の人とは信力のことです。
 故に、絶壁の下の人である私たちが我が身にご利益を頂こうと思うのならば一切を上行所伝の御題目にお任せし、一心に妙法・御題目の御力の縄をつかんで口唱すれば、そのうちに上で待つ御本尊の御力・仏力と感応することができご利益を感得することが出来るのです。

 御教歌,(№二三八二)
  火を切るに出ぬといふは あやまりぞ 石かねほくちよきをそろえて
 


 

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