用語集


さ行

罪障(ざいしょう)

 

過去以来、妙法に背き謗り続けてきた罪業が現在、障害となっており、そのために災難を受けたり、正しい歩みをとどめたりしていること。人はだれでも過去の罪障をもって生まれており、それが現在の境遇となって現われている。この罪障を消滅するには、妙法を信じ唱えるほかはないと教えられる。

 

懺悔(さんげ)

 

罪を悔い改め、ゆるしを願うこと。罪にも二つあり、一つは道徳上・法律上の罪、もう一つは謗法罪といい、正法に背くことで、これは知る知らずに拘わらず人が生まれ持っている罪である。これらの罪を告白し、これからは正しい道を修行し、善行功徳を積むと誓うこと。五悔の第一にあげられる。

 

折伏(しゃくぶく)

 

妙法弘通の方法で、人々の迷いの心を折り伏せ、妙法を持たせること。現代にあっては、誤った考えを慈悲をもって打ち破り、正法に従わせるという、厳しい方法に依らなければ、人々は救えないとされる。折伏はあらゆる善行功徳のなかの第一のものと教えられる。

 

随喜(ずいき)

 

感謝と感激の意味で、御法に値えた身を喜び、その教えを信じて随い、人の幸福を素直に喜ぶ。常に感謝の念をもって日々を送るなかに、また新たな喜びが生まれるということ。