遠妙寺報 平成21年4月号


佛立菩薩のボランティア
 
                              住職 木村日覚
 台東区山谷で無料で医療活動を続ける本田先生というお医者さんがいます。山谷には日雇い労働者の人たちが大勢、いましたが、今は高齢化して働きたくても病気で働けず、高齢化してしまったそうです。
 佛立宗でも、神戸・正法寺所属の岩下禮三先生という立派なお医者さんが、愛隣地区で同じような方たちの診療を続けられてきました。今は、引退されていますが、私はたびたび、お話をする機会がありました。この先生は、やはり、貧しい人たちが住む地域で診療を続け、その人たちの話を聞き、その中でも特に、精神的な支えが必要な人にはご信心を勧め、お寺に連れ参詣をされていました。この方は、戦前、憲兵でしたが、戦後、大勢の人を苦しめてしまったとの思いから、その償いとして人びとのお役に立とうと医学部に再入学して医師の資格を取り医療に従事されました。お母さんが熱心な佛立信者であったのを受け継ぎ、佛立菩薩としてご信心によっても人助けを続けられました。
 そうして実に多くの人を導かれましたが、「やあ、お教化は楽しいですよ」と言われていたのが印象的です。住所は大阪、お寺は神戸で往復三時間、お寺に日参、その後に診療活動です。ある時、ご本人もかなり進行した癌になりましたが、薬や手術、化学療法に頼らず、信心口唱と御供水と運動療法によって完治するというご利益を頂かれました。
 お医者さんではなくても、人のお役に立てることは沢山あります。特に、佛立信者はお助行を通じて、ご信者とお話をして、励まし、口唱によってお計らいを頂いてもらうことができます。また、お教化によって、人びとに光明をもたらすことができます。日々のご奉公、すべてが佛立菩薩行です。また、愛の花束を通じて、被災地の人びとに救援金を送ることも菩薩行の一環です。
 こんな時代だからこそ、皆が助け合いの精神で菩薩行のご奉公に励ませて頂きましょう。
 

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