直入法華折伏宗(じきにゅうほっけしゃくぶくしゅう)

 直入法華折伏宗とは、「直に法華に入らしめるための折伏の宗旨」という意昧です。これは仏様が私たちを教化して導く化導の仕方についていわれたことです。一切衆生(ひとびと)を教え導く教え方に、二通りあります。一つはいきなり真実法華経の教えを示し、お互いの下種成仏の大法(上行所伝の御題目)を授ける方法と、もう一つが色々と手段方法をとりつくして最後に根本下種の大法を教え授ける方法です。すぐに下種の大法、真実の教えを説くのを直入(じきにゅう)といい、次第に説き教えて最後に根本の教え、下種の大法を示すのを摂受(しょうじゅ)といいます。当宗は前の方法、即ち直入法華の教導をする宗旨というので直入法華と示されたのです。
 さて摂受行は、相手方の知能が勝れていれば大変よい方法ですが、ものを分別する能力のない人には無理な方法です。さらに知恵はあっても正しい知恵ではなく、経験があっても正しい経験でなければ自分の力を過信して、かえって正しいものを曲げて解釈する恐れがあります。
 折伏行とは、誤りや仏様の教えに反すること(謗法)を見逃さず聞きかくしせず指摘して正しい道に導き入れる責める事ですから、人に憎まれることがあります。しかし憎まれることを辛いと思うようでは本当の佛立信者とはなれません。折伏行を実践させていただく事で憎まれる事があっても、自分自身の罪障消滅のご利益であると感得することこそが佛立信者の折伏行に対する心構えです。
 ですから、ご弘通の上で困難があればあるほど罪障消滅させていただけると喜び、教化折伏のご奉公に精進させていただくことが大事大切であります。

 御数歌(№八六九)
  けふもまた折伏をしてにくまれき いきてかひある日数也けり
 

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