本門経王宗(ほんもんきょうおうしゅう)

 本門経王の本門とは、当宗の教えをいうので、法華経本門八品のことです。
 経王とは、その教えの価値を表された言葉です。下種宗の項目で述べましたように、法華経本門八品の教えは下種の教相(教えのあり方)を説かれたものです。あらゆる教えの根本であり、一切の教えを生み出したものですから、その教えの価値・位をいえば最上・最高の位にあります。そこでその位を言い表して経王といい、当宗を「本門経王宗」と称されたのです。
 さて、王といえば世間のいろいろの位の中で、最も高く・尊く・第一であり、一切を司る最も優れた力を表します。同様にみ仏の説かれた八万四千の法蔵といわれる一切の諸経の中で、この法華経は最高・最尊・最第一の教えであり、よってお経(薬王品)に示される唯一絶対の真実教です。み仏は八十年のご生涯の中で五十年にわたって教えを説かれました。最初に華厳経から始まり四十二年間にわたり方便教(ほうべんきょう)といわれる多くの教えを説かれました。そして最後の八年間に真実教、法華経を説かれました。方便とは手立て、方法という意味で、仮りそめの教えです。では法華経の何が真実かと申しますと「人間の平等」を明かしていることと、永遠の救済力を持った「久遠本仏」が明かされ、「成仏の法│南無妙法蓮華経の御題目」が顕されている点です。
 中でも法華経の一番大事なことは「法華経の肝心」という如く、御題目であり、その成仏の法とは、その「御題目を唱える」ことにほかなりません。しかし、いくら教えが尊く、優れたものである事を「道理・証文」を以て立証してもなかなか信じようとはしない末法現代の私たちではありますが、定業能転の現証ご利益(もうダメだと思った時に運命が逆転して助かるご利益)を目(ま)の当りに見せていただけば真実の信心も起こってきます。
 私共佛立信者は、どこまでもこの本門経王の御題目御経力をもって「我モ唱エ他ニモ勧メル」ところの口唱折伏行こそ当宗信心のいのちであることを忘れてはならないのです。

御教歌(№二九九五)
  諸の経の中なる大王の 御たましひは南無妙法蓮華経
 

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